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御菓子司『松屋』トップページブログ『季のおとずれ』
うつくしま
2013.09.24

誰にも、故郷があります。

忘れられない、故郷があります。

目をとじると、

ほら、

あの懐かしい風景が浮かびませんか…

 

 

♪ うつくしま ♪

 

まどろみの中に 母と猫がいて

いつものように笑いかけた

お帰りなさい 胸はずむ

我が家の裏山に 見える景色

山川草花鳥もいのち 

どこまでも青空高く…

 

うつくしま なつかしま

わたしの中に みんな生きている ふるさとよ

 

陽だまりの中に 母と猫がいて

いつもの縁側で うたた寝して

優しい背中で 語りかけ

お前ならきっと できるよと

小さないのちと歌え 繋がれと

すべてをこえて

 

うつくしま なつかしま

手と手をつなげば あぜ道よみがえる ふるさとよ

 

(親友のシンガー♪ミネハハの歌「うつくしま」歌詞より)

 

帰りたくても帰れない、福島の人たち。

一日でも早く…と、願わずにはおられません。

 

 

    ふるさとに 帰ることのみ命にて 生きる人びと忘れたもうな

 

 


もののあわれ
2013.09.10

わたしは、登山と呼べるような山登りをした経験がありません。

幾度か挑戦してみようと思ってはみるものの、やはり自信がない。

 

頂上からのご来光…

険しい斜面を、苦しみぬいて登りきり、その光を目にした時の感動は、

言うまでもなく登った人でなければ、決して味わえるものではないでしょう。

 

感激屋のわたしなど、きっと気絶するほど感動してしまうに違いない。

気絶したら、みんなに迷惑がかかってしまう。

やっぱり、やめておいた方がよさそう…という結論に辿りつく(笑)。

 

 

感動といえば想い出すのが、江戸時代の学者・本居宣長。

彼の考えはとても興味深いものばかりですが、

中でも「もののあわれ」についての考えが面白い。

 

そもそも和歌とは、感動を表現したもので、

「もののあわれ」に発する感動の心を、宣長は「やまとごころ」と断定。

日本人の心の中心は、モノに感動するところにあると考えたのです。

 

 

中国人の心「からごころ」は、天とか道とかという理屈を重んじる。

一方、日本人の心「やまとごころ」は、感動する心情を重んじる、と。

人間の価値観は、、まず感動するところにある。

感動できるから良いのだ、という判断を、日本人の特質としたのが宣長でした。

 

 

考えてみればこの心情は、古の人々が、ごく普通にもっていた真心。

儒学の建前に押しつぶされそうになっていた日本人の心情を、

宣長が、18世紀日本人の忘れ物として提言した言葉。

今ふたたび甦らせる時なのかもしれません、ね。

 

感動の種は、いたるところにあります。

季節ごとの花々、月の美しさ、ちいさな命の誕生…

感動からあふれる涙は、種を潤し育んでいくもの。

 

  みなさん、おおいに感動致しましょうヽ(*´∀`)ノ

   

 

 

          

 

 

 

百歳の乙女
2013.09.13

百歳の詩人として有名になった、柴田トヨさん。

残念ながら既にお亡くなりになられていますが、

近々、トヨさんの一生を描いた映画が放映されるなど、

まだまだその名を轟かせています。

亡くなったところは宇都宮でしたが、出身は栃木市。

当店のどら焼きが大好物で、よく召し上がっていたようです。

 

トヨさんの詩は、正直「芸術的」と呼べるものではないと思います。

では、どうしてあれほど多くの方々の心に届いたのでしょうか。

それはー

百歳という年齢が、大きく関係していると思います。

同じ詩をわたしが書いても、まったく売れる詩集にはならなかったはず。

長い長い歳月を重ねてきたトヨさんの言葉だからこそ、心打たれるのです。

そして、あの少女のような まなざし、少女のような言の葉に魅せられてしまう。

 

 -秘密-

   私ね 死にたいって  思ったことが 何度もあるの

   でも歌を作り始めて 多くの人に励まされ

   今はもう  泣きごとはいわない

   九十八歳でも 恋はするのよ

   夢だって見るの 雲にだって乗りたいわ

 

なんというバイタリティと情熱!

最期まで愛らしく、すべてを包み込むような笑顔の人でした。

 

トヨさん、

わたしもあなたのように、

しなやかに、美しく、歳を重ねていけるでしょうかー


 


 

                    

 

 

 

 

 

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