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笑いの効用
2014.12.06

日に日に日暮れが早くなり、気がつけば師走となりました。

北風が吹きつける寒い冬は、体は縮こまり気分も沈みがち。

そんな季節でも前向きに過ごすための、とっておきのスイッチ…

それは、「笑うこと」。

笑いの効用はかなり前から研究されており、

笑うことで体内の様々な器官に刺激が与えられ、

なんと!ウイルスを撃退してしまうほど、免疫細胞の働きが活発に

なるということが実証されています。

実際、知り合いの中に余命3ヶ月と告知された人が、

治療を絶って、好きな人に逢い、行きたい所へ旅をし、落語を聞いて…

愉しい日々を過ごすうちに、

3ヶ月が経ち、1年が経ち、3年が経った今でも元気に過ごしています。

そうした実例は、ほんとうに多いのです。

実に画期的であり、現在の医療を見直す必要性を感じてしまいます。


しかも、笑顔の凄さはそれだけではありません。

普段の生活の中ででは30%しか使われていない表現筋が、

笑うことでまんべんなく使われ、顔の引き締め効果に繋がっている

というのですから、驚きです。

たしかに、笑顔の多い人は健康的だし、輪郭もキュット上がって、

若々しい気がしませんか?


これからますます寒さ厳しく、からだが縮こまる一方ですが、

朝、鏡の前でにっこり笑って一日をスタート!

夜、お風呂あがりにニッコリ笑って休みたいものです。

そうして、

笑顔で新しい年を迎えたいものですねヽ(*´∀`)ノ


    

            

     猫だって笑うんです(=´∀`)




2014.11.16

以前、本の表紙にしたいので、書で円を書いて欲しいという依頼をうけた際、

わたしは「円」という言の葉の意味を、あらためて考えさせられました。

紙に筆をおろし筆をひけば、そこにはたしかに始まりと終わりはあるけれど、

その線は、繋がっている…

それに気づいた時、古の人々への想いで胸がいっぱいになり、

綿々と繋がれてきたことの尊さ、有り難さを痛感したのです。


その時の想いが再び甦ったのは、台湾在住の老夫婦との出逢いでした。

半年前から人事・社員育成等を依頼されている会社の関係で、中国に行った時のこと。

取引先の工場の視察やビジネスを終え、

台湾人が経営する会社の落成式のパーティーの席で逢ったのが、その老夫婦でした。

温和な物腰、優しい瞳をしたお二人とわたしは、すぐに仲良しになりました。

日本人の日本語よりも素晴らしい日本語を話されるので、

どこで日本語を学ばれましたかと尋ねると、日本人の教師から学んだとー


1895年、日本は台湾総督府を設置し、植民地統治を開始しました。

児玉源太郎総督のもとで、後藤新平が民政長官に就任し、

土地改革、ライフラインの整備、アヘン中毒患者の撲滅、製糖業などの産業の育成、

そして学校教育の普及に尽力を注ぎました。

その学校教育に携わった教師こそが、何にも勝る恩人であったと、

老夫婦は、目に涙しながら語ってくれたのです。


・自国の言葉をキチンと覚えましょう。

・自国の歴史をしっかり知りましょう。

・自国の文化を大切にしましょう。


日本は、日本の教師は、台湾人を日本の支配下におくどころか、

台湾という自国を愛しなさい、と説いたのです。

だからこそ、いまの台湾がある。

だからこそ、誇りを失わずに生きてこれたと、彼らは語りました。


わたしの脳裏には、教師を務めた亡き祖母の顔が浮かびました。

古の日本人は、そして教師は、かくも気高い心をもっていたのだと、

あらためて祖母をはじめ先人たちの素晴らしさに感動し、涙がこぼれました。

そんなわたしを老夫婦はかわるがわる抱きしめ、

わたしたちは日本と台湾に乾杯し、色んなことを語り合いました。


その後、会場近くにあった川のほとりを散歩した時です。

♪お手てつないで 野道をゆけば〜

と、日本の唱歌を歌いだすではありませんか!

わたしも一緒になって歌うと、彼らは次々と懐かしい歌を唄い、

「古い歌で 宵待草 という歌があるが、お若いからご存知ないでしょう?」と。

わたしが知っていますと答えると、顔を輝かせ悦び、一緒に口ずさみました。

別れ際、

「あなた、今日はステキな日本人に逢えて良かったわね。

大好きな歌をたくさん歌えて、嬉しかったわね」と、

おばあさんはおじいさんに言い、わたしの手を握ると、

「ありがとう、ありがとう」と何度も、何度も…



この体験を、良き思い出で終わらせてはならないー

そんな気持ちがフツフツとわいてきたのは、帰りの飛行機の中でした。

日本は、ほんとうに素晴らしい国だったんだ!

日本人は、類まれなる誇るべき民族だったんだ!

このことを伝えずに、この世を去るわけにはいかないと思いました。

とはいえ、わたしにできることはちっぽけなことかもしれない。

でも、それは必ず次の時代に繋がる一雫にはなるはず。

今取り組んでいる小説の中に、その一雫を投じたいと思います。


円は、どこまでも、いつまでも、繋がっていくのだと信じて…



     



秋の夕暮れ
2014.09.26

お彼岸も終わり、そろそろ秋本番となる季節。

毎年この頃になると、

夏の名残を惜しむかのように太陽がカッと照りつける日があります。

「秋になって、冬になっても、どうかわたしを忘れないでくださいね。

 ではまた、来年お目にかかりましょう」

そんな夏の声が聞こえてきそうです。


秋分の日を境に、真東から昇った太陽は真西に沈み、

昼と夜の長さがほぼ等しくなります。

野には秋の七草が花を咲かせ、季(とき)の訪れを知らせてくれます。

春の七草のように食するのではなく、見て愉しむ秋の七草。

派手さがなくひっそりと佇む姿に、わたしたちは夏の疲れを

そっと和ませてもらっているのかもしれませんね。


中でも、より秋を感じられるのはススキでしょうか。

別名である「尾花」は、穂を動物の尾に見立てて名付けられました。

ススキといえば真っ先に浮ぶのは、お月見のお供えですが、

実はこれには訳があります。

いにしえの人々が、中秋の名月(十五夜)に、収穫物を悪霊から守り、

翌年の豊作を祈願する際にお供えしたのがススキだったのです。

ススキにはそうした力が宿っていると信じられていたのですね。

くわしいことはわかりませんが、いにしえの日本人の感性・洞察力は、

ずば抜けていましたから、きっと深い意味があるのでしょう。


心地よい風が吹く秋の夕暮れ、

そんなススキと、いにしえの人々の暮らしに想いを馳せながら、

ゆっくりと散歩を愉しんでみてはいかがでしょうか。

きっと・・・日本人でよかった〜ヽ(*´∀`)ノ

そんな風に思えるひと時となることでしょう。


            




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