松屋から、四季折々の情景をお伝えします。

梅雨の花
2013年6月2日

今年も、梅雨の季節になりました。
梅雨…といえば紫陽花。
この花ほど雨が似合う花って、他にあるでしょうか。
もし、終日雨にさらされたら、初夏とはいえどからだの芯まで冷え切ってしまうでしょう。
でも、紫陽花はまるでそれを宿命だとでもいうかのように、逆らいもせず、清楚な姿でただ清々しく雨の中に佇んで咲いています。
花の色が、妖艶に変化することから、「移り気」などの花言葉をつけられていますが、
実は土の酸性度に合わせて花の色を変えているのです。
自分に与えられた全ての条件・環境を有りのままに受け入れて適合していく…
そんな紫陽花を人にたとえたなら、きっと謙虚で辛抱強い人に違いありません。
長雨に、わたしたちはつい恨めしそうに空を見上げてしまいます。
正直うっとうしくもあり、水害などが気になる季節かも知れません。
それでも、草花や木々や農作物にとって、この時期の雨はまさに恵みの雨。。
植物や農作物の成長を祈りながら、しばし梅雨の風情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
黙っていても、ジリジリと照りつけるあの灼熱の夏は、もうすぐやって来るのですからー

 

  梅雨なれば すがしき花よ 愛しけれ 忍びし心 映しなぐさむ

 

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