松屋から、四季折々の情景をお伝えします。

おひさま
2012年4月4日

今日は台風のような一日でした。
寒さのせいでようやく咲いた木蓮も、この暴風雨ではきっと飛ばされ、散ってしまったことでしょう。
今年は気温も低く、さくらの蕾もなかなか膨らみません。
あたたかなお日さまの光が、いかに大切で有難いことか…あらためて感じさせられています。

 

ところでー
太陽の光は、時間とともに呼び名が変わります。
夜明けの暗闇から差し込む光は、暁光・曙光といいます。
これは、行く手に見えはじめたかすかな希望という意味でもあります。
朝日は、旭日。「旭」は一字でも朝日をあらわします。
夕方になり、西に傾く太陽は西日。

 

また、季節によっても呼び名は変わります。
夏、照りつける太陽は赤日・炎陽。秋は、秋陽。
冬の日差しは…というと、愛日という素敵な名がついています。
この愛日には、親孝行するために日を惜しむことという意味もあります。たしかに、
静かにやさしく光を注ぐ冬の太陽は、年老いた親を想う気持ちに似ているかもしれません。
そして春の陽だまりの中には…懐かしい想い出がいくつも揺れているのです。

 

    遠き春 瞼とじれば すぐそこに 愛する君の 懐かしき声…

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