松屋から、四季折々の情景をお伝えします。

なごり雪
2012年2月29日

    ♪汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる
     季節はずれの雪が降ってる…
     君が去ったホームに残り 落ちては溶ける雪をみていた 
     今、春が来て君はきれいになった

     去年よりずっときれいになった…

 

ふるさと会津では、卒業シーズンになると駅の構内に、この「なごり雪」の曲が流れたものでした。
それぞれの道へと進む人たちの、その旅立ちを見送った駅のホーム。
その時の涙、笑顔、手のぬくもり…目を閉じれば今もなお、セピア色に蘇ります。
真っ白な雪が会津の山々に化粧を施し、旅立つ人の肩を、髪を、悲しいほど清らかな白に染めてー

 

それはまさに、「なごり雪」と呼ぶにふさわしい…そんな雪でありました。

 

今日の雪は、ぼたん雪。
綿菓子の好きなわたしは、こっそり 綿雪 と呼んだものです。
都内でも積もった所が多く、通勤・通学には厄介な雪であったとは思います。
しかし、わたしはなんだかいじらしさを感じていました。
寒すぎた今年の冬が、「いつまでも寒くしてごめんなさいね。お詫びに美しい雪景色を贈ります」
と言って、空から贈ってくれた なごり雪 のような気がしたのです。
きっと、名残り惜しい気持ちが大きかったのでしょう。思い余って降らし過ぎてしまったようです。
どうぞ、許してやって下さい。

 

今夜も気温が低いので、明日の朝路面が凍ることだけが心配です。
早朝に家を出られる方は、くれぐれも気をつけてお出かけ下さいますように…。

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