松屋から、四季折々の情景をお伝えします。

冬の花たち
2011年11月22日

わたしの一日は、庭に咲く花との会話からはじまります。
冷え込みが厳しくなる今の季節は、愛すべき寒椿と山茶花と「おはよう」のご挨拶。
椿は紅色の寒椿。もともと小ぶりの花で、特に蕾が何ともいえない可愛らしさ。
山茶花は、真っ白な八重咲きです。桜をはじめ殆どの花は、八重よりも一重を好むわたしですが、
この山茶花だけは別格。
蕾もさることながら、ひらいた時の清らかな純白の花びらの美しさは牡丹にも劣らぬほど。
どんな花も、開き切ってしまったものは美しいとはいえぬものですが、この山茶花はそれさえも美しい。
むしろその、幾重にも幾重にも重なり合った花びらがひらき切った姿こそが美しいのです。

 

お花屋さんに行けば、さまざまな彩りの花々が美しく並んでいます。
けれど、自らが手をかけ愛情を注いだ花の美しさ・愛おしさには叶いません。
時折、母や知人に切り分けて届けることがありますが、店頭で綺麗にラッピングをした花束を届ける時
よりも、明らかに皆顔をほころばせ、「うわ~きれい!」と褒めてくれます。
それは、わが子を褒められるに等しく、とっても嬉しいものです。

 

北風が吹いても、冷たい雨や雪の中でも、凛として佇む冬の花たち。
わたしも縮こまってなどいられないわ、頑張らなくちゃ!
今日もまた、花たちから元気を分けてもらって…一日がはじまりました。

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