松屋から、四季折々の情景をお伝えします。

お月さま
2011年9月13日

○昨夜は、十五夜○ 

 

その名にふさわしい、とても美しいお月さまを愛でることができました。
例年であれば、「お月見まんじゅう」が店頭に並ぶのですが、
あいにく定休日と重なったため、常連のお客さまにお召し上がり戴けなかったのが残念でした。

ところでー
日本人が自然に宿る精霊を信仰していたのは、縄文時代からと言われています。
中でも月は、月の満ち欠けによる潮の干満や、女性の月経周期が月とも関係があるとさえ
信じられていました。
さらに満月による月の明かりは、現在のような照明器具のなかった古代においては特別に神聖視され、古代縄文人は、満月の明かりで祭りや集会をしていたとも言われています。
「月うさぎ」や「竹取物語」などの昔話からも、日本人の月への想いを窺い知ることができます。

 

一方、これら日本人の月信仰と比較して、西洋諸国では月を忌み嫌うのが対照的です。
西洋人によれば、月は死を暗示するものとされています。
実際に現在でも西洋諸国では、満月の日に凶悪事件が起きることが多いというから驚きですね。 
怪物狼男の話でも、狼男は満月を見て人間から狼男に変身すると言われており、
西洋人の多くは満月を見ると情緒不安定になる傾向が強いというのですから、
ところ変われば…とはよく言ったもので、本当に不思議なものです。

 

先日、このブログで「名残りの花」としてご紹介した、朝顔が咲き始めました。
ことのほか残暑厳しい中、可憐な花は涼やかにゆれ、道行く人たちに微笑んでいます。
花はいいですね~。
厳しい顔や哀しげな顔も、瞬時に明るくしてしまう…有り難きものです。

秋も深まる頃には終える花から、一粒ひとつぶ種を集めて…
また来年も撒くと致しましょう。

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