• 栃木県栃木市の御菓子司、創業延宝元年『松屋』
  • 栃木県栃木市の御菓子司、創業延宝元年『松屋』
  • 栃木県栃木市の御菓子司、創業延宝元年『松屋』
商品のご購入はこちらからどうぞ
御菓子司『松屋』トップページブログ『季のおとずれ』
ぜいたくなひと時
2013.02.22

 

今は亡き祖母の家には、檜風呂がありました。

 

浴槽も、桶も、スノコも、すべて檜。

 

なんだか贅沢な家と勘違いされそうですが、さにあらず。   

 

普段の生活は、殊のほか質素でした。

 

ただ、祖母には メリハリ がありましたね。  

 

人間はまず、健やかであることー  それが祖母の口癖でしたから、

 

そのために必要なものには惜しみなくお金を使いました。

 

例えば睡眠時間は、一日の約三分の一を占めるもの故、布団は良いものを。

 

檜風呂も、一日の疲れを癒してくれるものだからのぅ…と。

 

また、本物の味をキチンと知った上で、質素な食べ物も文句を言わずに食し、

 

普段着はボロでも良いが、人さまの晴れの日の席やお悔やみの席に使用する服は、

 

上等なものを着る、それは心遣いの問題じゃなぁ、とも。

 

ひとつ心残りは、祖母の愛した霊峰富士を眺めながらの露天風呂の醍醐味を、

 

とうとう味あわせてあげられなかったこと。

 

せめてこのブログから、祖母に向け、皆さんに向けて発信し、

 

愉しんで戴けたらと思います。

 

        檜の湯 霊峰富士を眺むれば 湯気のむこうに浮かぶおもかげ  

 

      

 

 

 

 

 

マリアさま
2013.02.15
 

グアムの通り魔事件で、亡くなられた二人の女性は、栃木市の人でした。

 

幼い我が子を守るため、子どもの上に覆いかぶさるようにしてその命を守った利恵さん。

 

その若き母を、犯人の男が何度もなんども刺したと知ったときの衝撃。

 

母乳で育てていた乳飲み子は、哺乳瓶を受けつけずに泣き続けていたといいます。

 

遺された若き父は、妻の亡骸と泣き叫ぶ我が子を前に、どんな想いであったでしょう。

 

      怒り、憤り、悲しみ、喪失感、不安ー

 

天から授かった尊い命を奪う権利は誰にもありません。

 

勝手に人の命を奪って善しとする宗教もありません。

 

人間は、いつからこんなに傲慢な動物になってしまったのでしょうか。

 

わたしたち人間だけが偉いなんて思ったら大間違い。

 

自然の摂理に逆らわず、淡々と生きている植物や動物たちの方がずっと偉い。

 

それに気づいたなら、今回のような悲劇は繰り返されないでしょう。

 

一日も早く、その日がくるのを信じたいと思います。

 

 

     おさな子をかばいて逝きしその姿 慈愛あふるる聖母のごとし


   

  

          

 

 

 

永遠によりそふ
2013.02.09

 

 

   

  大竹くん、お元気ですか。

 

月日の経つのは早いもので、あなたが天に召されてから、もうすぐ一年が経つのですね。

 

あなたがいなくなって初めて、わたしは…いえ、あなたに携わった多くの人たちはみな、

 

あなたの存在の大きさに気づき、愕然としました。

 

お通夜式で、告別式で、あなたが「僕、悔いはありませんよ」と囁いてくれたのは、

 

泣き虫なわたしを元気づけるためだったことを知った時ー

 

わたしはひとり、布団の中で号泣しました。

 

これからの人なのに、これからの人生なのに、どうして悔なきことなどありましょう。

       

       

              どれほど無念であったことか

       

              どれほど切なかったことか

       

              どれほど、どれほど…

 

 

 

わたしにできること、あなたが悦んでくれることはなんだろう、一生懸命考えました。

 

そして命日の前日である今日、ようやく答えが見つかりました。

      

        

       

              あなたの分まで夢を追うこと

       

          

             あなたの分まで精一杯生きること

       

       

     

 大竹くん ありがとう、 あなたをけっして忘れない

 

 

    

        夢なかば散りし命を忘れまい  こころよりそい永遠に生きなむ

 

 

            

 

                -ジャパニストの編集に、いのち燃やした大竹智浩くんの命日によせて-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このページのトップへ